リスクオフとは？株価やFX・コモディティはどうなる？

リスクオフって、投資に興味がある人なら一度は聞いたことがある言葉だよね。でも、正式な定義だけだとイマイチピンとこないかもしれない。

リスクオフの由来

まずは、「リスクオフ」という言葉の由来から。

“リスク”っていうのは、投資において何かしらの危険要因を意味するよね。

例えば、株式投資だと、株価が下落したり、企業が潰れたりする可能性があるってことが、投資家にとってのリスクになるわけ。

一方で、「オフ」っていうのは、英語で”off”っていう言葉。日本語にすると「オフの状態」とか「避ける状態」って感じになるかな。

そうすると、リスクオフとは、“リスクを避ける”っていう状態のことを指す。

投資家たちが、投資先からリスクの高い資産を避けて、リスクの低い資産へと移行するムードが出てきた時に、リスクオフの状態と言えるよ。

ねむ

リスクを避けるって考えると覚えやすいよね

リスクオフが起こる理由は様々だけど、

一般的には、世界的に不安定な経済情勢や政治情勢が続いたり、新型コロナウイルスのような世界的な感染症が発生したりすると、投資家たちは将来のリスクを恐れて、リスクの高い資産から撤退することがあるんだ。

そうすることで、将来の損失を回避したり、自分たちが保ちたい資産を守るための行動を起こす。

具体的には、リスクオフの時期には、株式市場の株価が下落したり、コモディティ（原油や金など）の価格が下がったりすることがあるよ。

一方で、リスクの低い資産とされる国債や現金が需要を集めたりすることがあるんだ。

でも、リスクオフの状態が続くと、リスクの低い資産に投資したとしても、長期的にはリターンが出なかったり、インフレによって資産価値が低下するリスクもあるから、全ての投資家にとって都合の良い状況ではないんだよ。

とはいえ、リスクオフの時期には、一定のチャンスもあるってことを覚えておいてほしい。

例えば、リスクオフの時期には、株価が下落することがあるけど、
その中でも、高配当株（配当金を多く出している企業）は比較的強く、値下がり幅が小さくなることが多いんだ。

また、リスクオフの時期には、安全資産とされる国債や現金の価格が上昇することがあるから、それらに投資することで、一定のリターンを狙うこともできるかもしれないね。

FXだけど、基本的には「安全資産」とされる通貨

例えば、
米ドルやスイスフランが買われ、
リスクの高い通貨が売られる傾向にある。
（例えば、オーストラリアドルやニュージーランドドル）

それに加えて、大口の投資家たちが相場の流れに乗っかって一斉に取引をするため、急激な価格変動が起こることもある

逆に、リスクオン！それは景気の回復や市場の安定が期待される状況で、投資家たちがリスクを取ってリターンを追求するために、リスク資産に投資する傾向が高まることを指すんだ。

通常、株式市場やコモディティ市場が上昇し、リスクを取っても収益を追求する投資家たちが株式や商品を買い、逆にリスク回避的な投資から脱却したいと考える投資家たちは「安全資産」とされる通貨や国債などを売却することがあるんだ。

FXの場合、リスクオンの状況では

リスクの高い通貨（例えば、オーストラリアドルやニュージーランドドル）が買われ
リスクの低い通貨（例えば、米ドルやスイスフラン）が売られる傾向があるんだ。

リスクオフは世界的な景気の悪化や地政学的なリスクが高まったとき、株式市場や投資家たちが恐れてポートフォリオのリスクを減らそうとして、リスク回避的な投資にシフトすること

リスクオフの時期には、自分自身のリスク許容度に合わせた投資戦略を組むことが重要だよ。リスクオフの時期に、パニックに陥って全ての投資を手放すのは、投資家としてはよくない選択だと思うよ。

リスクオフがいつ終わるかは分からないけど、いずれは必ず終わるってことを忘れないで、自分自身が納得できる投資戦略を組んで、長期的な視野で投資をしていくことが大切だよ！